高価な国産スポーツカー達

新型GT-R

今年はTOKYOモーターショーの開催年なので、まあ色々と新型の発表がある。

国産スポーツカーでの目玉は新型GT-Rが筆頭だろう。クルマ通の間では、「R」というアルファベットはすなわちこのクルマというぐらいブランド力があるのがGT-R。

第二世代GT-Rと呼ばれるR32型~R34型までのGT-Rは、その名に恥じない、日本最高の量産スポーツカーだったと思う。

高価な国産スポーツカー達

新型GT-R

今回のモーターショーに出品されるであろうGT-Rは、サイズがドデカクなり、エンジンもデカクなり、馬力は480馬力と言われている。

ポルシェターボやフェラーリといった、いわゆるスーパーカーレベルのスペックになる。価格は777万だそうだ。このスペックの割には大安売りの価格ではあるが、スポーツカーも高級車も売れ行きが鈍い今の日本でよくもこれだけのスペックと価格のクルマを出すもんだ。

でもGT-Rだから妥協無しでこれぐらいになるのは仕方ないかなと思ったが、ド派手なスペックと価格でくるのは、どうやらGT-Rだけではないらしい。

レクサス(トヨタの高級ブランド)もISをモデルチェンジしてくるが、それがV84リッターぐらいで、これまた400馬力級らしい。値段もGT-Rとそう変わらないぐらいで出る予定だとか。

ニッサンがスーパースペックのスポーツカーを出してくるのに、世界のトヨタが対抗馬なしではカッコつかないから、出さないわけにはいかないんだろうが、恐ろしくブランド力が強いGT-Rならともかく、いくらハイパワーとはいえレクサスISに700万出すヤツがいるのだろうか?

格差社会日本、庶民が買えなくても、金持ち連中はけっこう買うのかも知れないが、なんとなくこれは日本向けの製品ではなく、アメリカの金持ち向けなんじゃないかなという気がしてきた。

GT-Rは、元々はスカイラインという中型セダンの特殊グレードとして派生したモデル。スカイラインは輸出はしない日本専用モデルで、日本専用であるがゆえに、日本市場のニーズを反映した車種だった。

カルロス・ゴーン以降のGT-R

それが、ゴーン以後のエンジンがV型になったV系スカイラインから、アメリカにインフィニティブランドで輸出するようになり、そのデザインは、日本向けのきびきびしたスポーツセダンではなく、アメリカウケしそうな大柄でまったりした直線番長っぽいのに変わってきた。

多分、今度のGT-Rのターゲットは日本人ではない。GT-Rというクルマは、量産セダンベースでありながら、サーキットでスポーツ専用設計の外車を打ち破るというドラマが、走り系の日本人の魂をゆさぶるから、みな特別な思いであのクルマを「R」と呼ぶのだが、今度のGT-Rはあからさまに北米市場でポルシェ911ターボにぶつけるためのものだろう。

シリンダー数、排気量、タービン数、馬力、サイズどれもみな911ターボとがっちりかみ合うスペックになっていて、それでいて価格はポルシェの半分以下。ポルシェを買いそうなアメリカ人をごっそり奪い取るのに丁度はまるスペックにしてある。

レクサスも、本来の販売の土俵は北米市場であり、レクサスブランドが日本に展開したのはついででしかない。つまりニッサンもトヨタも、日本向けではなく、北米向けに次期ハイパースポーツをデザインしている。

GT-Rを北米で売った場合、アメリカ人にとってポルシェでもニッサン(インフィニティ)でも外車であることには違いはないので、同じぐらいのスペックの外車なら、安い方がいいじゃん。みたいな受け止め方ではないだろうか。

ならば、次期GT-Rがニュルブルクリンクのタイムアタックで911ターボより速い時計を出し、かつニッサンの方がポルシェより壊れなくて安上がりなら、アメリカでスポーツカーを買うのに10万ドル以上出しそうなヤツはごっそりGT-Rを買ってもおかしくない。

日本人でクルマが好きな人にとって、GT-Rは特別なクルマであり、スペックが互角であっても、ポルシェやフェラーリで替えがきくものではないように思う。GT-RはGT-Rであり、ニッサンが作ったお買い得な911ターボではない。
引用 WiMAX比較!WiMAXおすすめキャンペーン プロバイダを比較 2019年1月24日

メーカーの意図としては、今度のGT-Rはどうやらニッサンが作ったお買い得な911ターボっぽいのだが、そのGT-Rははたして日本のRファンには受け入れられるのだろうか?

まあ、日本で売れなくても北米で売れれば、メーカー的には全然問題ないんだろうが、日本の走りの魂の象徴であるところのGT-Rが、実は全然日本向けじゃありませんってのは、なかなか寂しさを覚えるところだ。

カルロス・ゴーンが逮捕された

カルロス・ゴーンが逮捕された。どうやら裏がありそう。

逮捕容疑は、有価証券報告書の虚偽の記載で、役員報酬を数年間にわたり実際より少なく記載したようだ。金額は年間20億円くらいの報酬を10億円くらいに記載していたようだ。

こんな話ならよくある話で、有価証券報告書を修正、再提出すればいい。税金は支払っているようで脱税ではまったくないようだ。

完全に別件逮捕のニオイがする。裏取りし始めてわかったんだが、日産をルノーが併合しようとしているようで日産側のクーデターのようだ。

フランスは今、イエロー・ベストデモの真っ盛りで、マクロンは生きた心地がしない状態だろう。そこで、ルノーの最大株主であるフランス政府は、日産をルノーに吸収しちゃえば雇用をしこたま生み出せるじゃんという安易な考えで動いたっぽい。

それを察知した日産は、日本政府に状況を説明、東京地検特捜部が動いてゴーン逮捕につながった。

カルロス・ゴーンのルノー、日産 最高責任者退任

カルロス・ゴーンは結局、ルノー、日産の最高責任者を退任した。現在、保釈中の身で裁判では有罪になるかもしれない。

日産は、カルロス・ゴーンを追い出すことに成功したが、今度はルノーの最大株主のフランス政府が日産を合併したいと言い出した。

カルロス・ゴーンを追い出すシナリオの中で、当然、フランス政府のルノー・日産シナリオは想定済み、対応策は十分に練ってあるはずなのだが、日産はなんと日本政府に泣きついた。

えぇ~どこまで無能なの日産。という感じ。

これから、日本政府とフランス政府の間でゴニョゴニョするのだろうか?